2018年3月28日水曜日

アニマルホーダーについて2

アニマルホーダーには定義があります。



  • 管理可能な限度を超えた動物を飼育(収集)している。(善意のレスキュー活動を名乗り、シェルターと称して動物を抱え込むケースも多い)
  • 最低限の給餌や衛生面での配慮、居住スペース、獣医療等の提供ができない。
  • 状況の悪化に対する危機感が希薄で、動物を飼い続け、増やすことに執着する。
  • 過剰多頭飼育が、動物だけでなく、本人および周囲の人間にも深刻な健康被害を及ぼしていることを認識できない。
  • 参照先アニマルウェア推進ネットワーク
    この定義を読む限り、多頭飼い崩壊が起こっている場所でよく見られる光景だと思います。
    またアニマルホーダーの特徴としては、
    • 比較的小さい動物を飼っている(その方が隠しやすいため)
    • 犬を飼っている場合は郊外に住んでいることが多い(吠える声がうるさいため)
    • 中高年の女性(独身であったり一人暮らし)から若い人や夫婦の場合もある 
    • 社会的、経済的に恵まれない人が多いが、一方で高学歴できちんとした仕事に就いている人の場合も
    • きちんとした飼育が出来ていない。(糞尿の始末が出来ない、死骸を片付けないなど)
    • 動物虐待をしているという自覚がない
    • 動物を手放すことに関して強い不安を感じなかなか里親探しをしない
    • 改善を求めてくる愛護団体や行政を敵視する
    の特徴があります。
    アニマルホーダーの人が割と猫を集めている傾向が高いのは、小さいことと犬のように吠える声があまり大きくないこともあるようです。

    アニマルホーダーは再犯率が100%と言われ、一度手放しても繰り返し場所を変えて集めるといいます。
    そういうこともあって、飼育頭数を減らしてみても法で裁いても結局の所解決に繋がらないのです。

    このため、精神科医による心の治療と合わせて動物管理局、動物公衆局、社会福祉局などの公的な団体や獣医師、動物福祉団体などの関係団体の他に市民、ボランティアなどの個人的な支援も必要になってきます。

    そういった支援と監視を長期に渡って行う必要が出てくるのです。

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